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Instisute of Human Development

TEL. 077-524-9387

〒520-0052 滋賀県大津市朝日が丘1-4-39 梅田ビル3階

実践を学びあうコース

明日からもまた頑張るために

 申し込み時には、専門的知識の浅い私が受講内容を理解し、皆についていけるのだろうかという不安がありました。初回を参加し、受講者皆さんの気どりのない雰囲気と田村先生の笑顔でその不安はなくなり、私の一番の楽しみが発達保障学校となりました。「自閉症スペクトラム症児者の心の理解」を輪読し、要点を確認する。受講者の実践を読み解き、討議を行い、講義を聞いて学ぶ。分からないことは、何でも聞けて、基本的なことであっても丁寧に分かり易く説明して頂けました。
 受講しながら、日々の保育での子どもたちの顔が浮かび、様々な言動の意味を問い直すこともできました。また、職種や年齢、職場環境の違う受講仲間との出会いは、大きな宝となりました。皆、それぞれの仕事で人に寄り添い、「これでいいのかな」と悩みながら、理解と対応を確認し、「やっぱり、この部分って大切にしていきたいよね」と再確認し、帰りには「明日からもまた仕事、がんばろうね」と情熱をあたため合えた教室でした。受講できて本当に良かったです。ありがとうございました。 (児童クラブ指導員)


2022年度

CEO

写真は講師の田村和宏さん;研究所運営委員長/立命館大学

授業の内容
 最近の障害児の入所施設の入所理由は虐待や暴力からの擁護・保護が多いそうです。目の前の障害のある子どもたちの姿には、その背景にある家族との生活の時間や関わりなどが、その子の日常の姿にも大きく影響をしてきて、その子の姿を捉えていくことが複雑化・困難化してきている、でもそこを共有することなしに明日が拓かない」いうのが実感ではないでしょうか。
 また、8050とその先の問題。知的障害者の実践現場では高齢化が進み、両親と共に生活してきたけれども、親御さんが亡くなってしまって新しい生活スタイルを模索しなければならなくなってきて、次どうしていくことが必要なのか悩んでいるという人も多く見られていたりします。
 それぞれの実践現場では、それぞれなりに曲がり角にさしかかっていて、どうしても問題点ばかりが議論されて、息がつまりそうだという声もまたよく耳にします。
 そういうときは、実践の話、目の前の彼彼女たちのいいところや、得意なところや、彼らしいところなどを、いつ、どこで、どういうときに、どんなタイミングでなどたくさんしましょう。レポートそのものはうまく書けていなくても、自分の実践がどうなのかについて、自分のことばで記し、語り、それをみんなと意見交流し、いろんな多様な視点や考え方に触れて元気をもらいましょう。
 このコースの前進の発達保障実践論コースでは、これまで若手の実践者であったり、ベテランの管理者であったり、教員であったり、保育士であったり支援員であったり、学童保育の指導員であったりと多様な参加者で構成されることが続いてきています。それぞれこのコースに期待するところも異なりますから、やや総花的な話になったりはしますが、その人の将来の姿や家庭での暮らしぶりが連想できたりして、支援の方向性が深まったりしてくることもあります。そうやって参加者が未来を考える中で元気になって、また明日子どもたちや仲間たちと明るく向き合うことに寄与できるコースだと思っています。
 できるだけみんなでレポートを出し合って、じっくりたっぷりその人のことを話し、意見交換や議論する中で、「気づき」が見られるようになれば、「ニヤリ」と得した時間にしていく、それが獲得目標です。人間が好きになるそんなコースにしたいですね。

授業の流れ(スケジュール・内容等の計画)
 第1回 5月29日(日)自己紹介、各職場・実践の状況、私の学びたいこと、コロナ禍で学んだこと
 第2回 8月28日(日)実践報告① 実践報告②
 第3回 9月25日(日)実践報告③ 実践報告④
 第4回 10月23日(日)実践報告⑤ 実践報告⑥
 第5回 12月18日(日)実践をゆたかにするためには、何が必要か
 ※年度途中に、学会等の関係で日程の変更もありますので、ご承知おきください


日程

5月29日(日)
13時30分~16時30分
8月28日(日)
13時30分~16時30分
9月25日(日)
13時30分~16時30分
10月23日(日)
13時30分~16時30分
12月18日(日)
13時30分~16時30分

バナースペース

人間発達研究所

〒520-0052
滋賀県大津市朝日が丘1-4-39 梅田ビル3階

TEL 077-524-9387
FAX 077-524-9387