発達研究は若い学問です。だからこそ、これまでの研究成果や理論を学ぶだけでなく、それを乗りこえていく営みが大切です。それは発達保障学校がめざすところであり、それには、現場での一人ひとりの気づきや、発見が必要です。
コロナ禍でオンラインのため、引き続き、1回のみの開講となります。
(写真は講師の木下孝司さん;神戸大学)
授業の内容
発達診断と、保育・教育の専門性に基づいた子ども理解には、方法論の相違もありますが、子どもの内面世界を読み解き、その願いや悩みを再発見するという目標は共有されるものです。発達診断に実践的な視点を導入して、子ども理解を深めていくのに必要な発達研究の方法を確認して、受講者の皆さんが発達診断において工夫されていることを交流します。
授業の流れ
10月1日(土)
1)講義 心理学的子ども理解と実践的子ども理解の対話 13時~14時10分
心理学的子ども理解において、実践的な視点から条件変化を入れたりする必要を述べます。
(休憩30分)
2)ゼミ 発達診断における私の試み 14時40分~16時
発達診断において、それぞれの方が実践されている発達検査の工夫や観察のポイントを事前に簡単なレポートにしてもらい、それを報告して、発達研究の方法論からコメントします。
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